ちょうど10年くらい前（2005年）、まだ「有限会社荒井塗装」という会社名だった時に、初めてホームページを立ち上げました。

その時に「○○塗装」という屋号(名前)だと、一度ホームページを見てくれても、どのホームページを見たか分からなくなるのではないか・・・。 一度見たら忘れられない印象に残る屋号(名前)をつけようと思いました。

その当時、私は独身でしたので毎日外食ばかりで、行きつけの飲食店のカウンターに座り、何かホームページ用の印象に残る屋号はないかと考えていました。

センスの無い私だけに、なかなか良い屋号が思いつかず、思い付く名前をノートに片っ端に書き留めていると、ある事に気付きました！

塗装屋はカタカナで「トソウヤ」となり、「ト」 と「ソ」 の間に「ム」 を入れると「トムソウヤ」になる。 あっ、「トム・ソウヤーの冒険」という物語があったなと。 しかも確かペンキ塗りのストーリーも・・・

早速DVDを借りて、あー懐かしいと、子供の頃を思い出しながら見ました。
ストーリーは、トム君がいたずらの罰として、家の塀のペンキ塗りを嫌々させられてしまう。

これを見て思ったのです。ずる賢いトム君は置いておいて（笑）、 お手伝いや仕事を嫌々やるのではなく、 楽しく、やり甲斐を感じ、プライドを持ってやりたいと。
私が思う事と正にリンクして、これで迷わず「トムソウヤ」の屋号に決めました。
あとは、カタカナで「トムソウヤ」では読みにくいので、いろいろと迷って「TOM創屋」に最終的に決定！

TOM創屋の「創」の字もよくある「装」ではなく、創造の「創」の字をとり、 何事もただ普通にやるのではなく、自分でよく考え、創意工夫を持って更なる高みを目指していきたい、そんな想いを込めて名付けました。

数年後、有限会社から株式会社に組織変更する際は、余りにも気に入って愛着があったホームページ用の屋号を使い、 「有限会社荒井塗装」から「株式会社TOM創屋」におもわず変更してしまいました(笑)

これからの日本の子供達や青少年、新社会人には、将来の希望を持って、塗装に限らず、楽しくやり甲斐を感じ、プライドを持てる仕事に全力でトライしてほしいと思います。
その為には今、何をすべきなのかをしっかりと伝えていきたいと考えています。

私に出来る事として、塗装という仕事の楽しさ、素晴らしさ、やり甲斐を若手に伝えます！

今では 愛知県塗装工業協同組合、日本塗装工業会に加盟して、一級塗装技能士の技能検定や、全国大会、作品展など、職人育成のお手伝いを微力ながらさせて頂いています。

商工会議所を通じ、 地元の高校生に塗装の仕事を体感してもらうインターンシップを行っています。 地元のお祭りでは子供向けの職業体験も行っています。
子供達や地元の為にも、何かのお役に立ちたいと心から考えております。

子供向けの職業体験の様子を紹介しています »