「この新車の○○○、おたくでは何円（いくら）になりますか？」

良く新車などを購入する際に、色々なディーラーから見積りを取ってお値打ちなところを探すと思いますが、塗り替え工事の場合はそれが出来ません。
理由は外壁塗装の場合は、工事が終わるまで完成品がどのような状態になるのか分からないために、同じ条件での比較が難しいからです。

たとえば新車なら自分の眼でじっくり確かめたり、試乗したりします。また中古車でも過去に事故歴がないか調べたり、傷がついてないか自分の眼で見て確かめます。

しかし、外壁塗装では契約前にそれが出来ない...そこが大きな問題なのです。

よく材料が安く仕入れられるから工事費用がお値打ちになると宣伝している業者を見受けますが、塗装工事費用のほとんどは人件費です。ですから多少材料が安くなったとしても1〜2万円程度しか変わりません。
つまり値段を安くしようと思うと会社の利益を削るか、人件費を削るしかないのです。

そこで会社の利益を削れば会社を経営している意味がなくなってしまうので、人件費を削ることになります。そうなると工事の質に影響が出て、ひどい場合には手抜き工事になる恐れも出てくるわけです。
ですから外壁塗装工事には、ある程度の適正な費用はしっかりかけて行う必要があります。

くれぐれも「事故車をつかまされた！」（値段は安かったけど手抜き工事だった）
などということにならないように気を付けて、慎重に良い業者を選んでほしいと思います。