【塗装業者選び1】正しい知識と高い技術をもった業者を選ぼう！

外壁塗装相談室 » 正しい知識と高い技術をもった業者を選ぼう！

職人の技術を語るときよく「速さ」、「正確さ」などと言いますが、いかに仕事が速くて最終の仕上りがキレイでも、施工の過程が疎かでは塗装が長持ちしません。

最近の一般的な建物の外壁には模様や凹凸があるので、その形状を生かした仕上げにする必要があります。
外壁塗装は新築の塗装時の仕上げの状態によって変わってくるのです。

ですから、外壁の下地の状態をしっかり確認し把握したうえで、適切な材料（塗料）を使い、正しい施工方法で工事を行うことが大切です。

職人は建物の構造や外壁の種類に適した材料やその外壁の状態に応じた施工方法を判断できる正しい知識と経験を持っている必要があります。

では、何をみてそれを判断すれば良いでしょうか？
塗り替え業者を見分ける時に１つの判断材料になるのが、次の免許と資格の有無です。

塗装に関する免許と資格

1.建設業の許可（塗装工事業）

愛知県知事許可、工事の実績が10年以上ある業者にのみ許可されます。工事の金額が500万円以上の場合は必ず必要で、許可を受けるためには専任技術者を置くなど一定の要件を満たす必要があります。

塗装業は営業するだけなら許可や免許は必要ありません。ですから極端な話、その会社が何の経験もなく、技術や知識が全くなくても会社は成り立ってしまいます。

つまり仕事が取れさえすれば安い費用で下請けを使い、会社を経営することが出来てしまうのです。

以前から問題になっている外壁塗装やリフォームの手抜き工事トラブルのほとんどは、このような許可を受けていない建築会社がおこしていますので注意が必要です。

2.一級塗装技能士（国家資格）

厚生労働大臣認定、実務経験7年以上で受験資格が与えられます。実技と学科試験があり、例年合格率は50％以下という厳しい資格です。

一級塗装技能士の資格者が何人くらいいるのかも、業者を見極めるうえでとても大切な要素です。一級塗装技能士は豊富な経験と知識があるだけでなく専門知識や技術にプライドを持って仕事をしている人が多いので手抜き工事をされるリスクは低くなります。

建設業の許可票

一級塗装技能士合格証書

一級塗装技能士盾

ここが重要

1現場調査（見積り）に来る人が一級塗装技能士の資格を持っているか？

外壁塗装は建物の構造や外壁の種類に適した材料を見極めたり、その外壁の状態に応じた下地処理や施工方法を判断したりすることが重要になります。
ですから、現場調査に来る人間は塗装に対する正しい知識とある程度の現場経験を持っていることが最低限必要です。
現場経験のない若い営業マンが訪問して簡単に見積りを出すような業者もいますが、そのような会社は、まず疑ってかかった方が良いでしょう。

2実際に塗装してくれる職人が一級塗装技能士の資格を持っているか？

一級塗装技能士の店とうたいながら、実際には社長一人だけが資格者だったり、1人か2人が資格者だったりで、実際の塗装の現場には資格者が来ないという話もよくあります。
資格を持っていない職人の腕が必ずしも悪いとは言いませんが、最低でも現場に一人ぐらいは一級塗装技能士の資格者がいるほうが安心できるでしょう。