2015年03月14日
前回、一級塗装技能士施工の事についてブログを書きましたが、その一級塗装技能士について少しお話ししたいと思います。
一級塗装技能士とは、実務経験7年以上か二級塗装技能士取得から二年で受講資格が得られます。大きく分けて建築塗装の一級と鋼橋塗装の一級とに分かれます。
一般的な一級塗装技能士とは建築塗装技能士の事で一般的な建物の塗装の事をさします。鋼橋塗装とは歩道橋や橋桁などの主に鉄への塗装をさします。
どちらも学科と実技の合格を必要としますが、学科は建築塗装も鋼橋塗装も同じ内容なので、どちらか一方が合格していればもう片方は実技のみになります。建築塗装技能士の実技試験は下地作りのパテから調色、簡単な製図、刷毛塗り、ローラー仕上げと凝縮されています。
近年ではネットなどのホームページの影響で、受講者が多いのですが、以前と比べるとかなり合格率が下がっているようです。それは何故か、結論から言いますとリフォーム工事が増え、塗り替え工事が盛んになり専門業者が溢れているからです。
あまり建築や塗装に馴染みが無い方は?だと思います。近年では新築の塗装が減っています。外壁は工場で仕上がったデザインサイディングを貼り、内部でも壁紙のクロスが殆どになります。その為に新築塗装の需要が減り、自然と塗り替え工事に職人は移行していったのです。
まだこれだけでは何故塗り替え専門が技術が低いのか分かりませんね。それは塗り替えは下地作りがあまり多くありません。特に壁の柄などは元々の仕上げがそのまま活かされますし、特に内部塗装の超繊細なパテなどでの下地作り、透け、ムラ、ダレ、刷毛目などの超一級品の塗装工事に携わらなくなっているのです。
その為に現在現役の職人達は塗り替えしか知らない人が多く、技術の継承が無くなっているのです。
現在塗り替え専門業者が増えているのは、まだ理由があります。それは簡単に塗り替え工事を始めることが出来るからです。
近年では建築に絡む工事業者の方は、リフォームに目を向けています。リフォームで一番多いのはやはり塗り替え工事になります。そこに目を付け、設備屋さんだろうが、足場屋さんだろうが、皆こぞって塗り替え工事を始めています。中にはそんな全く塗装に関わりの無い方でも塗り替え専門業者に変わってきています。
今までのお話しを聞くと怖くなりますよね。そんな塗装の知識、技術の会社が溢れ、当たり前のようにうちは自信がありますと胸を張っています。そんな為に後々後悔しないように、しっかりと吟味して業者選びをして下さい!
今ではいろんな塗装に関する団体や組合がありますが、私は(社)日本塗装工業会、愛知県塗装工業協同組合に加入している会社は技術力の高い仕事内容に関わっている事が多いと思い、私も加入しました。一級塗装技能士の技能講習や技能試験、学科試験の運営も上記組合が運営しています。下記リンクは私の会社の会社概要ですが、少なくてもただの一級塗装技能士レベルでは無い事は確かです。
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